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音楽を担保するものとして―SoundCloudの危機

【173人の解雇を報じたTechCrunchサイト】
Gigazine.netサイトのニュースで、「音楽共有サービス『SoundCloud』が終了の危機、今回はもう猶予なし」という見出しの記事が公表されたのは、つい4日前のこと。記事の内容を要約すると、こういうことになります。

「SoundCloud」は2007年にアレクサンダー・リュング氏が生み出したストリーミング形式の音楽共有サービスで、これまでいくつか買収の噂が持ち上がったけれども実現せず、2012年から2014年の3年間の収益が4100万ドルだったのに対し、損益が8600万ドルと上回り、現在も危機的な状況に陥っている。
②そこで今回、従業員の40%の「173人の解雇」を踏み切った。複数のオフィスはニューヨークとベルリンの2箇所に集約された。
③IT・科学メディアTechCrunchのリサーチによれば、この人員整理は時間稼ぎに過ぎず、その「猶予は50日」であるということ。

【SoundCloud公式ブログ・リュング氏の声明①】
これまで度重なる買収話で挙がっていたのは、Twitter、Spotify、Googleなどで、現実のものとはなりませんでした。ユーザーにとって「SoundCloud」が欠かせないのは、非営利で非公式なソースをクラウドし、SNSで無料でこれらを共有できたことです。
その「SoundCloud」がいま、危機的な状況にある――。

アレクサンダー・リュング氏は7月6日付の公式ブログで声明を発表し、そこで「コスト削減」と既存の「収入源の継続的な成長」が必要であると訴え、今後数週間数ヵ月のうちに将来に向けた計画をシェアしていきたいと述べています。しかしながら14日付の公式ブログにおける同氏のコメントには、何ら計画の具体的な発表はなく、クラウド上にアップロードされたソースは50日、いや80日以内でも安全に使用できる、ということを述べたに過ぎません。言うまでもなく、我々が知りたいのは、その50日、80日先のことなのです。

【SoundCloud公式ブログ・リュング氏の声明②】
わたくしことUtaroが、自分のホームページ[Dodidn*]で音楽を無料でネット配信できているのは、2012年から使用し続けている「SoundCloud」のおかげです。そのことに大変感謝しています。自身がアップロードした音楽ソースを、ストリーミング・サービスを使用して自由にシェアリングできるということは、ミュージシャンにとってどれだけ画期的なことだったか、そしてどれだけ表現の場が拡散したか、を考えると、今回の経営危機のニュースは非常にショッキングであり、一ユーザーとして残念でなりません。

まだこの問題は流動的であり、今後どのような結論が公表されるのか、注視しなければなりませんが、「SoundCloud」は継続するのか終了なのか、あるいは別の選択肢があるのかどうかも含めて見守りつつ、私は自分の作品を保守すべく、いろいろ検討の余地があるなということを大局的に考えています。

いずれ何か事態に進展があれば、ご報告するつもりです。
※8月24日付のご報告はこちら

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