プチ・ソング「人間」の人間哀歌

東京マタニティ―Cubaseとの関係

ムード歌謡オリジナル・ソング「東京マタニティ」のプログラミングがほぼ終了した段階ではありますが、Cubaseでの打ち込みに関する個人的な補足をしたいと思います。

「東京マタニティ」のMIDIプログラミングは、Steinberg Cubase 7.5でおこないました。これまで使用していたCubase Artist 7からプログラミングの直前でアップグレードしたのです。

私自身はこれまで述べてきた通り、MIDIプログラミングはCubaseで、レコーディング以降の行程はPro Toolsに移して作業しています。それぞれのソフトウェアの強みと弱点を鑑み、今もこのやり方がベストだと思っています。
私の音楽制作の行程でMIDIプログラミングを担うCubaseについては、昨年まで、“ミドルレンジグレード”と称するCubase Artist 7で十分だと考えていました。ところが。

今年の春、「せつおちゃんのバースデー」のプログラミングの中途の段階で、結論としては、〈もはやCubase Artist 7では自身の制作を担えなくなっている、不十分だ〉と思い知りました。

それにはいくつかの理由がありました。
まず一つ、Cubase Artist 7のインストゥルメントトラック数の制限は32。「せつおちゃんのバースデー」の当初のアレンジ・プランでは軽く32パートを超えていたので、このインストゥルメントトラック数の制限で壁にぶつかり、これを超えるいくつかのパート(特に木管系)の編成をやむなくキャンセルしたのです。

Cubase 7.5のキーエディター(ピアノロール画面)
もう一つ、スコアエディターの制限。
最近顕著に思うことは、オリジナル曲の楽譜化の要請です。
Cubase Artist 7は基本機能しかなく、やはり楽譜化においてはフル機能が必要だと感じました。

それから、OMFの読み込みと書き出しが、Cubase Artist 7ではできないこと。先述したように、私はCubaseでレコーディングやミキシングはしませんが、例えば、他者がマルチ・トラック・レコーディングしたオーディオファイルを聴きながら、追加トラックとして新たにMIDIプログラミングしなければならない時、OMFの読み込みができないと、非常に不便なのです。

こうした理由があって、自身の制作面も進化してきた経緯もあって、Cubase Artist 7→Cubase 7.5へとアップグレードした次第です。

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ところで、これとは別の、まったく個人的なCubaseに関するトラブルも、今回解消しました。それは、いくつかのVSTプラグインが読み込みできなかったこと。

これは以前から抱えていた問題だったのですが、とても使いたいソフトウェアなのに、Cubaseで読み込みできないので、なくなくレコーディング間際のPro Tools上で簡易的に使うしかなかったという持病的トラブル。

原因は簡単なことでした。それらのVSTプラグインのアップデートファイルが、別のフォルダーに作成されていたため。つまり、本来Cubaseソフトウェアが読み込んでいるVST Pluginフォルダーには、アップデートされていない数年前の古いファイルが置かれているだけだったのです。
アップデートされた新しいファイルを、本来のフォルダーにコピペしたところ、この問題が解消されました。CubaseでもそのVSTプラグインが使えるようになったのです。プラグインのアップデートの際、その処理を1箇所の統一したVST Pluginフォルダーに指定すること。これが重要だったわけです。

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