「魚の賛歌」の新しいヴァージョンについて

【ニュー・ヴァージョンで使用されたソフトウェア「iris」】
ムード歌謡オリジナル・ソング「東京マタニティ」の制作途中、ひょんな成り行きで楽曲「魚の賛歌」(作曲は自己批判ショーの小菅節男氏)の新しいヴァージョンについての構想を思いつき、この新しいヴァージョンの「魚の賛歌」の一部のレコーディングを既に終えています。

ニュー・ヴァージョン「魚の賛歌」は来年の早い時期に完成&公開予定です。

ということで、「魚の賛歌」と新しいヴァージョンについてのご説明をいたします。

私ことUtaroが20年以上前に在籍していた、劇団スパゲッティ・シアターでの公演の劇中歌であった「魚の賛歌」を、2年前つまり2012年にリメイクしたわけですが、それはある程度、オリジナル(1993年)に準じたアレンジでした。

今回の新しいヴァージョンというのは、オリジナルともリメイク版とも準じていない、リミックス的な、そういうものです。
2年前にリメイクした際に、いずれリミックス・ヴァージョンを作ろうと思っていたのですが、残念ながらそのリメイク版を制作した作業データ(レコーディングした複数のオーディオ・ファイルなど)は、ちょうどその直後にPCのトラブルに直面し、結果的に作業データは抹消されてしまいました。

残されたのは、リメイク版のマスターのみでした。
したがって、思い描いていたリミックス・ヴァージョンを作ることができない、ということになっていたのです。

今回の新しいヴァージョンは、そのたった一つ残ったマスターの音をサンプラーにかけて、波形を分解しながらいくつかのループ・フレーズとドローンを抽出し、基本的なバッキングを構成する形で、これに新たなヴォーカルや別のパートを加えるものとなり、リミックスではなく、完全なリレコになります。

【ドローン音源として使用された「PRISM」】
現時点ではヴォーカルがどのようなものになるか、具体的に述べることは避けますが、抽出した際のサンプラーはiZotope「iris」を用い、その他のサンプルはNative Instruments「PRISM」を使いました。「iris」の抽出はランダム性に長けた面があり、非常に面白い想像を超えたループを形成することができるので、私はよくこのソフトウェアを使います。

「魚の賛歌」リメイク版マスターから抽出されたループ等は、オリジナルを想起することが不可能なほど「魚の賛歌」とは別物となっていて、逆にヴォーカルのパートでは「魚の賛歌」を想起させる、というアレンジになるわけですが、構成に関してはこのようにややこしい話になってしまいます。

ぜひ、この新しいヴァージョンの「魚の賛歌」の完成をお待ちいただければと思います。
うーん、最後にもう一つだけヒント。
ヴォーカルのパートはまったく新しく入れ直します、が…。
それとは別に、先に紹介した「iris」を用いて、なんと1993年オリジナル・ヴァージョンの(20代になりたてだった頃の!)私のヴォーカルを抽出して、これを加える、予定です。あくまで予定ですけれども…。

どうぞ、お楽しみに。

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