アルバム『Gの洗礼』は空前絶後の大傑作アルバムに?

カタログの中のC-38B

【C-38はカタログ表紙の小さな枠写真】
《常に前進するソニーマイクロホン技術は、ダイナミック型ハンドマイクから、国内外の放送局、レコード会社などで絶賛を博しているコンデンサーマイク、そして最新型のトランジスタ化コンデンサーマイクにわたる豊富な機種と、世界をリードするすぐれた製品をたゆまぬ研究と努力により生みだしています。それぞれの用途にあわせてご選択ください》

古いSONYカタログでの名文句・名調子。ついつい購買意欲をそそられてしまいます。私の欲しいC-38Bの欄に注目してみます。

《可変指向性
FET コンデンサマイクロホン C-38

■マイクメーカーとしての長年のキャリアを生かした周到緻密な設計と組立
■耐振・耐湿でコンパクトなソリッドステート構造
■006P電池1コで300時間以上も連続動作
■外部電池や交流電流でもはたらく万能型
■著名放送局、レコーディングスタジオで定評のあるすぐれた音質
■カドミブロンズ線ケーブルの採用でケーブルトラブル解消
現金正価¥95,000》

これは昭和40~50年代前半のカタログだと思われますが、このカタログでは「C-38」とあり、「C-38B」と違うのか違わないのか、よく分かりません。

昭和40年にSONYが世界初のFETアンプによるコンデンサーマイク(CU-2A)を発表した時、画期的な電池駆動を採用したというのですから、やはりSONYは並大抵なメーカーではありません。

まだ東通工だった時代、湿度に弱い真空管「6AU6L」の五極管を三極管にして使用していたが、TELEFUNKENが三極管の「AC-701」を開発。SONY(東通工)もこれを採用し、音質改善を画します。これが「C-37A」となります。ちなみに今、ヤフオクでTELEFUNKENのAC-701を検索してみると、最低落札価格が20万円とありました。

FET採用による量産型のC-38Bと比べ、真空管式のC-37Aの方が、ヴィンテージとしての価値が上であることは、言うまでもありません。けれどもSONYは決してNEUMANNのようなメーカーを目指さなかった。そのことは、C-38Bへの転換を見れば明らかでしょう。

こうして私個人はますますC-38Bの興味が濃くなっていきます。

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